過ぎたるは猶及ばざるが如し。

暑さに徐々に適応してきた
小松です。

暑過ぎても体に悪く、寒過ぎても体に悪い。
食べ過ぎも飲み過ぎも、栄養の過剰摂取も不足もだめ。
何事もやり過ぎもやらなさ過ぎも良くない。

【過ぎたるは猶及ばざるが如し。】
論語の中に登場する、孔子の教えの一つです。

『何かをやり過ぎてしまう事は、足りないのと同じくらい良くない事』と言う意味です。

スポーツの世界において、どちらかと言うとトレーニングができる人が良しとされる傾向がありますが
決してそれがいいとは限りません。

過剰なトレーニングで、いつも同じ場所をケガしてしまう。
大事な試合の前まで練習を沢山してしまい、本番にピークが持ってこれない。

こう言う人を度々見かけます。
美化されがちですが、結局のところ学びがない人と言うのは成長しません。
頭が働いてないと言う点で、『サボっている人』と同じ状態と思っています。

論語の大切な考えで『中庸』と言うものがあります。
ここで中庸を語るのは難しい事ですが、簡単に言えば物事の『丁度いい』程度の事を言います。

トップ選手が質・量ともにハードワークができるのは
その質と量が、その選手にとって『丁度いい』からで当たり前のレベルが高いからこそできるわけです。
そこだけを切り取って『トップ選手はすごい事やってるんだ!』と安易に影響を受け頑張れるのは
せいぜい数週間でしょう。

今の自分がどう言う状態で、どれくらいの練習をやるべきなのか。
そうは言ってもここが難しいところなんですが。。

とにかく、トレーニングをやり過ぎてしまう方は腹6,7分目くらいを目指して
まずは継続する事を大切にされてみてはいかがでしょうか?

 

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